本の紹介 · 2018/06/19
自分の訳書で恐縮ですが、 原書の一読者として、ご紹介します。 話題の書 "Weapons of Math Destruction" by Cathy O'Neil 日本語版『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』 キャシー・オニール 著(インターシフト)も出ました。 Weapons of Math Destructionとは? 直訳すると「数学破壊兵器」という意味です。...
本の紹介 · 2018/04/10
子どものころは、小説、推理小説、SF、ファンタジー、伝記、図鑑、実用書など手当たりしだいに読み、その世界に浸りきって時間を忘れ、先生や親によく叱られましたが、 大人になるほどに、私の読書はノンフィクションへと傾いていきました。 今もフィクションを読まないわけではないけれど、 「事実は小説よりも奇なり」。 でも、...
本の紹介 · 2018/03/09
「生活が仕事のヒントになり、仕事が生活を豊かにしてくれるような生き方がしたい」 そんなことを考えているうちに行きついたのが、翻訳の仕事でした。 何でも一応体験しておくと、いずれ何らかの形で翻訳の役に立つのです。 そして、本を訳すたびに、自分の生活がちょっとずつ変わっていく。 先月出たこの本を訳しているときもそうでした。...
本の紹介 · 2018/02/06
科学ノンフィクションって、ポピュラーサイエンスって、 こんなにも面白いのに、どうも業界としてなかなか盛り上がらないよね? 「翻訳×科学」で何か面白いことできないか考えたいけど、 考える前にまずは飲み会だよね!  そんな流れで、先月、都内某所にてひっそりと「翻訳×科学」の会が開催されました。...
本の紹介 · 2018/01/09
実のところ私は今、プランBの人生を歩んでいる。プランAを思い描いていたけれど、次善の策としてプランBを着々と。いつの日か機が熟したら、いつでもプランAに移れるように準備と心づもりをしながら。 シェリル・サンドバーグの『OPTION B』も似たような話かと思っていたら、 ……いや、そんな甘い話ではなかった。...
Prologue · 2017/12/16
翻訳者でも翻訳家でも、まずはきちんと訳すこと。そこは変わりません。ただ、翻訳家と呼んでいただく機会が少しでもあるのなら、その肩書きも受けとめられるようになっていきたいものです。 これを機に、1つの答えとして、本の紹介ブログをはじめてみることにしました。 「本の数だけ学校がある」...
Prologue · 2017/12/15
翻訳者と翻訳家は何がちがうのか、少し見えてきたような気がします。 なぜ「翻訳家」と名乗りきれないのか。 ・単純に訳書の数が少ないから...
Prologue · 2017/12/14
12月の第1月曜日。今年も、年末恒例のノンフィクション出版翻訳忘年会に参加し、たくさんの翻訳者さん、編集者さんとご挨拶してきました。初めての訳書が出て以来、ほぼ毎年出席し、貴重なご縁をいただいてきました。仕事でご一緒していなくても、顔なじみや顔見知りの編集者さんも増えてきました。本当にありがたいことです。...
Prologue · 2017/12/13
翻訳の仕事のほかに、もうひとつ、2008年1月にはじめたことがありました。 あさま組勉強会。 月に一度、師匠・夏目大 先生のもと、プロとして翻訳業に従事しているメンバーで勉強会を重ねてきました。こちらも10年。100回を超えました。 自分の訳は棚に上げて、他の人の訳文に意見する。それも、プロが集う場で。...
Prologue · 2017/12/12
2008年1月に翻訳の仕事をはじめました。 以来、とぎれることなく訳し続けて、もうすぐ10年。 でも、10年経つからといって、何も変わりません。10年目も11年目も、目の前の原文を真摯に訳し続けるのみ。 そう思っていました。 ところが、このところ急に、「変わらなければ」と思わされる出来事が相次ぎました。...